110日目：妻の膝が爆発

歩記

2016.10.23

日本縦断110日目（2016年9月22日）

早朝の出来事

周囲が明るくなる前に起床した僕らはそそくさと野宿の片付けに入った。

明るくなり出すと近所の方だろうか、散歩にやってくる。

釣り人もやってきて少し会話を交わす。

出発の準備も整い、いざ出発するも数百メートル歩いた途端に雨が降ってきた。

この後も雨が続きそうな空模様なので、めんどくさいがレインウェアや防水シューズに着替えることにした。

雨対策を終え再び歩き出すと、すれ違った女性が声をかけてきてくれた。

徒歩で日本縦断をしていると伝えると、自分のために買ったであろうパンをくれた。

何てラッキーなんだ！

僕らはつい今し方、すぐ80m前のコンビニで朝食を買おうとしていたところだったのだ。

きちんとお礼を言って有り難く頂戴した。

しばらく歩いていると、妻が膝が痛いと言い出した。そういえば、萩市に入る前の鎖峠を下っている時にちらっと膝に違和感があると言っていた。おそらくそれが悪化したのだろう。

昨晩も少し傷むと言っていたので、今日は野宿の予定を変更して久々にホテルに泊まることにした。

それにしてもおかしい。

再出発してまだ11日目だし、歩く距離も九州の時より10～15kmほど短くしている。（九州はだいたい毎回35km前後、本州は20～25km）

それに道も本州は九州に比べれば平坦だ。

原因は分からないが、妻は急に右足を引きずって歩くようになった。

だがここは休憩する場所はない。

今日予約したホテルまではまだもう少しある。

幸いドラッグストアがすぐに見えてきたので、そこでサポーターを購入し応急処置として使用した。

何とかホテルまではもったが、妻はつらそうである。

一泊の予定ではあったが、ここは大事を取って連泊することにした。