103日目:萩で取材と再会と出逢い

萩時事新聞の取材 歩記

日本縦断103日目(2016年9月15日)

朝から萩時事新聞の取材

今日は朝一で萩時事新聞の取材が入っている。そしてその後は萩姉と下関からわざわざ来てくれた人たちと交流することになっている。

萩時事新聞の記者さんは他の記者さんと何か少し違っていた。

取材というより本人が僕らに興味を持っているような感じで会話(取材)が続く。これは記事にできないだろうなという硬い話でもどんどん聞いてくれるし、質問してくれる。

それに僕ら旅人の記事などそこまで大々的には載せないはずなのに、じっくり取材をしてくれる。

なので逆に僕が記事にならなさそうな話ばかりで大丈夫だろうかと心配するほどだった。しかしおかげで僕も楽しく話すことができたし、また違う取材の形が体験できたので楽しかった。

金谷神社の社務所にて萩時事新聞の取材

萩時事新聞の取材

萩時事新聞の取材

下関からわざわざ会いに来てくれた親子

取材を終えるとすぐに下関からきた友人たちが来てくれた。

彼女は以前もわざわざ油谷青少年自然の家まで僕らを訪ねてきてくれた。彼女はとても行動派で今後山口県を変える可能性を秘めた女性だ。将来的に障がい者が普通に出かけられるバリアフリーな社会を下関から作っていきたいそうだ。

障がい者が出かけたくても、まだ世の中が十分に受け入れ態勢が整っていない現状を打破したいという目標があり、そのために現在試行錯誤しながら走り回っている。

そんな彼女が今日は娘さんとその彼氏さんも一緒に会いに来てくれた。僕らのために時間を割いてくれるなんて嬉しい。

なぜこんなに僕らを応援してくれるのかされる方としては不思議だが、もうただただ有り難く嬉しい限りである。

お昼は一緒に萩市のソールフード「どんどん」のうどんを食べ、続いて個性的なオーナーさんの営む萩の喫茶店にて抹茶を頂きながら皆で再び語り合った。

やはり彼女の思いは誠実であり、強い意志を感じる。まだ本格的なスタートを切ったわけではないが、試行錯誤しながら社会を変えていく姿が薄っすら見える。

薄っすらというのは、彼女自身にまだ迷いや戸惑いなどがあるからだ。それを今整理中なのだろう。だからまだ彼女を通して彼女の描く未来の社会がはっきりとは見えない。

しかしその強い意志ははっきりと感じるので、きっと何らかの変化を社会にもたらしてくれることだろう。

今後色々な失敗や成功を積み重ねながら世の中を変えていくのだろう。またいつか会える日を楽しみにしたいと思う。

本当に有難うございました!ファイトMさん!Aちゃん!彼氏君!

萩のソールフードどんどんのうどんとかつ丼(かつ丼は美味しくないけどうどんは旨かった。僕はかつ丼にうるさい男だ。)
萩のソールフードどんどんのうどんとかつ丼

萩の喫茶サワモト

苦みの少ない抹茶で店主の木原さん自らたてている。ご家族が元々茶道をされているそうだ。
サワモトの抹茶と和菓子

サワモトのレアチーズケーキ。これも木原さん手作り。
サワモトのレアチーズケーキ

急きょ喫茶サワモトに宿泊

さて、ここの喫茶店のオーナーの木原さんが個性的だと先ほど書いたが、話していて何だか波長が合う気がした。

会話をしていると二階で泊まって良いと言ってくれた。

実は昨晩泊まった金谷神社の社務所は現在使われておらず、ホコリや虫の糞や死骸でいっぱいだった。昨晩軽く掃除はしたのだが、一泊してハウスダストなどのアレルギー反応(僕は元々家でも大掃除をするとアレルギー反応が出る体質だ。)が少し出てしまっていたのでちょうど今晩どうしようか悩んでいたところだった。

体調のことも考え、またこのオーナーの木原さんへの興味もあり、泊めてもらうことになった。

萩の落ち着く喫茶店サワモトとの出逢いに感謝

夕食は木原さん手作りのピザだった。エゴマの葉のピザだ。実は僕はエゴマがかなり苦手であるが、木原さんのピザはなぜか食べれた。

木原さんはわざわざ一手間かけてエゴマを天日干ししてあくを抜いていたのだ。それで美味しく食べられたのだ。彼の優しさが伝わってくる。

夕食を終えると、夜中だと言うのに3人で話し込んだ。これまでの人生や価値観、仕事観、精神の成長の過程、旅の話、生い立ちなど様々な話をした。妻は途中でギブアップして寝たが、僕と木原さんは朝の6時まで語り明かした。

木原さんはとても独特な感性の持ち主だった。社会に理解されない面も多々あろうが、それはそれで良いと僕は思う。僕には彼の誠実さや優しさ、そこからくる全ての“行動の意図”が理解できる。

彼の人を思う気持ちがお店の様子からメニューにまで反映されている。たぶんお客さんはそれに意識的には気付かないかもしれないが、感じてはいるだろう。

まだまだ社会との衝突はあるかもしれないが、その誠実さと優しさで(あと哲学も!)人生を謳歌してほしいと思う。

僕ら夫婦はあなたを応援している。

頑張れ木原さん!

コメント

  1. 97 より:

    沖縄には俺がいることも新聞社のねーちゃんに伝えたか?

    • あきら より:

      全く!(笑)お前旅してないし(笑)いつか出発の時の写真でも使えたら使うよ!あ、山口県のほっちゃテレビっていうケーブルテレビには出たみたいだから、もしかしたら写真使われてるかもよ?ブログから選んで使うって言ってたから。

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