104日目:困った時はお互い様

歩記

日本縦断104日目(2016年9月16日)

萩のディープな店、明己悟 (アミーゴ)

大雨、野宿、山越え、ハウスダストと最近は試練続きだったので、今日は体調回復のため予定を変更して萩で一日休むことにした。

本来ランチは木原さんのお店の料理を食べる予定だったが、せっかく萩にきたんだからと、ディープなスポットを教えてくれた。

お店に着き中に入った瞬間、僕らは足が止まった。

中は客がほとんど見えない薄暗い照明でどうみても食堂やカフェといった飲食店には見えない。

萩の明己悟 (アミーゴ)

萩の明己悟 (アミーゴ)

明己悟 の店内

明己悟 の店内

実に怪しい。

しかし、木原さんは「怪しいお店だけど大丈夫なので中に入って下さい」と一応教えてくれていたので僕らはそれを信じて中に入った。

するとすぐに店員さんがやってきてメニューを渡される。

そこに書いてあった内容に僕らは思わず「は?」と声が出てしまった。

何だこの安さは!

明己悟のメニュー

明己悟のメニュー

明己悟のメニュー

安いという表現では全然足りない。

安いからといって刺身の厚さも薄くなく、種類も多いかった。味も普通に美味しかった。

木原さんがおすすめする理由も分かる。

300円でウニもイクラも乗っている!
明己悟の海鮮丼

これで200円。もう意味が分からない。
明己悟の刺身定食

150円でフグ刺しが食べれるなんて!
明己悟のフグ刺しとシメサバ

朝日新聞に掲載される

萩のディープな店、明己悟を堪能した僕らはコンビニに向かった。目的は朝日新聞を購入するためである。

そう、今日の朝刊に僕らの記事が載っているのだ。今朝、取材してくれた朝日新聞の記者さんから連絡があった。

自分のことが新聞に載るなんて初めてで、これもまた貴重な経験となった。旅とは本当に色々な経験をさせてくれるとても面白いものだ。

僕らの載っている朝日新聞の朝刊

困った時はお互い様

夜は木原さんが商店街のイベントに出店するということで、僕らも顔を出すことにした。

イベント会場に到着した僕らは美味しい抹茶ミルクとエゴマティーを購入。到着するとすぐにイベントは終了した。

イベントの後片付けをするサワモトの店主、木原さん
イベントの後片付けをするサワモトの店主、木原さん

帰りは木原さんの荷物が多く一人では持てなかったので、僕ら夫婦も荷物を持って3人で一緒に歩いて帰ることにした。ここでもやはり話が弾み、あっという間にサワモトに着いた。

木原さんはイベント中、夕食を食べていなかったらしく腹ペコである。事前にお店の台所を借りて妻が僕ら夫婦の夕食を作る際に、木原さんの分も作っておいたのでそれを振る舞う。

木原さんは「十何年ぶりにこんな手作り料理を食べます」と、とても喜んでいた。

一見、宿泊客がお店の人の分の食事も作ると聞くと変な話だが、僕らはただ単純に“困った時はお互い様”の精神で木原さんに恩返しをさせてもらっただけだ。

妻が作った夕食。おかずは萩のソールフード、ごぼう巻(ごぼうを魚の身で巻いて焼いたもの)と、ぎょろっけ(魚のさつま揚げといったところか)
妻が作った夕食

その後もまた話し込んで夜中になってしまったが、昨日はお互いほぼ寝ていないので今日は早く寝ることにした。

そして明日は出発である。

コメント

  1. あたぼっぎぶ より:

    すごーい!!
    遂に新聞でびゅー!!!!!!!
    ネットよりも新聞に載ることって、よりあきらたちのことを直接的に知ってもらうきっかけになるとおもう!
    ふぁいとぅー♪

    • あきら より:

      そうそう、テレビやら新聞やらラジオに出たら一気に声かけられるようになったよ!有り難いことです!

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