105日目:突然の生ラジオとカッコイイ差入れ

差入れのドリンクと手紙 歩記

日本縦断105日目(2016年9月17日)

有り難い言葉

出発する前にまた木原さんと話が弾んでしまい、あれよあれよとあっという間に時間が過ぎた。

別れ際、木原さんは「このお店をやってて本当に良かった。今までで一番のお客さんです。」と何だか感極まりそうである。

こちらもその言葉に感動し目頭が熱くなる。何て有り難い言葉なのだろうか。出会って数日だが、木原さんとはとても深い仲になれた。こちらも感謝でいっぱいである。

記念撮影をしていざ出発するも、僕らが見えなくなるまで見届けてくれる木原さん。仕事としてではなく、気持ちで別れを惜しんでくれているのが本当に伝わってきた。ぜひまたどこかで会いたい。

木原さんは旅をしてみたいと言っていたのでまた近々あえるかもしれない。その時を期待しよう。

喫茶 俗塵庵サワモトの木原さん

木原さんが経営する萩の「喫茶 俗塵庵サワモト」

僕らがお茶したり泊めて頂いた「喫茶 俗塵庵サワモト」のアルバムを作成。一階は喫茶店として店主の木原さんが工夫を凝らした飲み物や食べ物が戴ける。二階は6畳間くらいの部屋を二部屋があり、僕らはそこで泊めて頂いた。

お店のすぐそばには有名な浜辺「菊ヶ浜」があり、浜辺で遊んでお茶もできるしその逆も然り。

また先代の木原さんのおじいさんが集めた骨董品が至る所に飾られており、個性豊かな雰囲気でとても味のあるお店となっている。

うるさくない空間で一人の時間を満喫するのも良し、木原さんがたてる抹茶を楽しむのも良し、家族で浜辺で遊んで休憩するのも良し、手作りケーキとコーヒーを味わうのも良し、眠くなったら奥の部屋で眠るのも良し(店主曰く)。

今風のカフェではなく、味のある喫茶をご堪能あれ。

突然のラジオ生放送出演依頼

しばらく歩いていると知らない番号から電話がくる。

出てみると山口放送(KRY)の「DO!ASA」(名前あってるかな?)という番組に電話で生出演してほしいという。

以前、テント泊をさせてもらったショアーズという長門の喫茶店のオーナーの尾崎さんが色んなメディアに僕らの存在を伝えてくれていたので、それで連絡が入ったのだろう。

生放送は20分後だそう。国道は騒音が酷いので、近くの公園のような場所に移動する。するとすぐに生放送の電話がかかってきた。

僕らは緊張するかと思いきや全くしない。これが旅に出る前ならそうとう緊張しただろう。でも旅を始めてもう100日以上が経つ。それで結構度胸がついのたのかもしれない。

出演時間は10分程度ですぐに終わった。

出演を終えまた再び歩き出そうとベンチを立った瞬間、目の前にいいたおばあさんが「今ラジオ聞いてたよ!」と早速反響が。ラジオの力は凄い。

なんてかっこいい差入れ!

色々なメディアに出たことでほんの少し有名人になりつつある。道を歩けば差入れやカンパがもらえる。

ラジオの生出演を終えてしらばらく歩いていると、少し遠くの方で道端に何か置いてあるのが見える。近付くと徐々に形が見えてきた。

道端に何か置いてある

道端に何か置いてある

2本のスポーツドリンクが置いてあった。

その下には手紙が添えられている。

差入れのドリンクと手紙

なんてかっこいい差入れの形だろう。

こんなことは旅始まって以来だ。

しかもまだ冷たい。この辺にはお店も自販機もない。
きっと僕らのために離れた場所まで買って戻ってきてくれたのだろう。

二人で感動しながら、有り難く飲み干した。

マルさんとの出逢い

昼食のため途中コンビニによったら、ある女性から突然声をかけられた。

しかしいつもの声援ではなく、萩姉の友達のマルさんだった。(萩姉についてはこちら「油谷青少年自然の家:出逢い編」)

しかもこの方も沖縄出身というではないか。同郷だからか、「今晩はうちに泊まってもいいよ」と歓迎してくれる。

その後も「新聞みたよ!」「ラジオの人?」と色々声をかけられたり差入れをもらったりしながら前に進んだ。

突撃取材を受ける

人気が少なくなってきた田舎道で、前方に一台の軽自動車が停車した。

車から一人の若い女性が降りてきて、カメラとマイクを持って走ってこちらにやってきた。またもや取材だった。今回は萩ケーブルテレビ。

もう僕らは疲労困憊で疲れていたので、それがそのまんま映像になることだろう。インタビューも疲れがにじみ出ているはずだ。

視聴者にはそれをそのまんま楽しんでほしい。

マルさん宅に到着

雨が強くなるとほぼ同時に昼にお会いしたマルさんのお家に到着した。せっかくお誘い頂いたので、マルさんの家に厄介になることにした。

マルさんより先に出迎えてくれたのは琉球犬のチャイ君だった。まさか山口の田舎で琉球犬に会えるとは思わなかった。なんか不思議な気分だ。すぐとにマルさんも会出迎えてくれた。

夕食はマルさん家族と近所のハトちゃん親子(この親子は元々僕らも油谷で知り合っていた)も加わり、夕食を食べながら賑やかに過ごす。ハトちゃん親子の持ってきたジーマミー(ピーナッツ豆腐)も美味しかった。

その後は打ち解け合い、大の大人が爆笑しながら夜中まで過ごした。爆笑の理由は話すと長いのでまた今度の機会にしよう。

本日の歩行データ

宿泊場所山口県阿武郡阿武町(マルさん宅)
歩行距離27.55km
歩数42,524歩
105日目の歩数
疲労度8/10

コメント

  1. 髙木紀美代(玄玲瓏:ビジネスネーム) より:

    元気そうだね
    私、一カ月以上体調崩して
    おりました……ε-(´∀`; )

    • あきら より:

      あらま!こちらも現在、夫婦そろって故障中です。休養とりながら歩きます!

  2. ニャンちゅう より:

    ちよっとずつ有名人になってるねー笑
    にしても、こんなに色んな人と出会えるもんなんだね~ オモシロイね!
    (^L^)

    • あきら より:

      有名なのは山口近辺で終わり^^;島根では皆んな素通り(笑)逆に全く声かけられないよ(苦笑)

      今日か明日には鳥取米子!

  3. 濱中弥生 より:

    毎日、毎日おつかれさま🍀
    鳥取県ではどんな出逢いがありましたか?
    偶然の出会いでなかば強引にお祭りついでに声をかけてしまいました。
    困ってる顔も何のその…
    お昼食べて行きな❗と皿盛りの前に座らさせてしまいましたね。
    これからも、色んな方との出逢いがあるんでしょうね🎵
    みんな大切な宝物としてどこか心の隅っこにでも置いといて下さい。
    みんなが元気で完歩出きること祈ってますよ✨

    • あきら より:

      早速コメント有難うございます!

      あの日はお誘いに甘えたかったのですが、急いでいたので始めは迷っていました。でもああいう形で声を掛けられてお昼をご馳走してもらえたのは初めての経験でとても嬉しかったです。途中、飲食店やコンビニなくナイスタイミングでした!有難うございます!

      あの後も妻と「美味しかったし、良い経験できたね。良い町だったね。」と何度も余韻に浸っていましたよ(^^)町の皆さんもとても仲が良く団結力もあって、色んな地域を見てきた僕らには、泊は幸せそうな町に映りました!

      そして全体的に鳥取はとても良い県でしたよ(^-^)濱中さんのお宅ではあんなに豪華なお昼をご馳走してもらえましたし、
      大山町ではトレーラーが壊れた際にそばにあった建設会社の方々が一生懸命助けてくれましたし、他にも差入れや声援も多く頂けて、鳥取県にはとても助けられました(^-^)

      寒さ対策をして必ずや宗谷岬まで完歩します!

  4. 濱中弥生 より:

    だんだんとこちらも寒くなってきました。
    最低気温10℃前後の日もあります。
    北へ向かう道は確実に寒さに向かってます。
    お身体に気をつけて、無理はされないよう宗谷へと向かってください❗
    ホントにみんなが好き放題言っててごめんなさいね😅
    初めての栗おこわどうでしたか?
    その土地の食べ物等も楽しみながら頑張ってね✨

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