106日目:疲労で何度も寝落ち

歩記

日本縦断106日目(2016年9月18日)

マルさんは高校の先輩だった

朝、出発の前にマルさんとヒロさん(ご主人)が朝食とコーヒーを振る舞ってくれる。さすが元飲食店をやっていただけある。旨い。

朝食を取りながら、身の上話などしていると、なんとマルさんは僕の高校の先輩であることが判明する。しかも中学校も隣で地元も本当に近い。何かさらに打ち解け合えて楽しかった。

妻は妻で口下手で日頃僕に対して言えない自分の思いを涙ながらにマルさんヒロさんに話してすっきりした様子だった。

昨日会ったばかりとは思えないほど仲良くなれた気がする。温かいご夫婦だったし、子供たちも本当にのびのび育って仲も良く、良い家庭とはまさにこのことだなと感じた。

またもやありきたりの表現だが、本当にこのマルさん家族には感謝だ。あまりにも話が弾んで予定の出発時刻を4時間ほどずれた。

ということで今日の目的地を変更することにした。

これも旅だし、おかげでまた良い出逢いと思い出ができた。

とても満足である。

是非、沖縄でまた再開したい。

久々の難所

マルさん家族と別れて、再び徒歩の旅を再開する。今日は朝からずっと雨だ。台風の影響か、海は大荒れである。

雨で海も荒れている

雨で海も荒れている

テレビやラジオや新聞の影響で今日も色んな方から声援をもらう。

今日の旅路は九州並みの難所だった。ヒロさんも本州に入って初めての難所と思って覚悟して進むよう教えてくれていた。久々にトンネルが多く、中には1500m近いトンネルもあった。加えて雨も降り風も強かったのでこの日は苦しい旅となった。

九州までの僕らならそれでも目的地を変更せず強引に頑張っていたが、それでは後々疲れや故障につながって休む回数が増えるので、結局その分前には進めないことを学んでいた。

だから今日は思い切って半分の地点の駅の道にて野宿をすることにした。

1469mの大刈トンネル
1469mの大刈トンネル

出口が全く見えない
1469mの大刈トンネルの中

ようやく出口の微かな光りが見えてきた
1469mの大刈トンネルの中

トンネルの歩道はトレーラーが通るのにギリギリの幅
大刈トンネルの歩道はトレーラーが通るのにギリギリ

大刈トンネルの歩道はトレーラーが通るのにギリギリ

道の駅ゆとりパーク田万川にて野宿

何とか苦労して本日の野宿場所の「道の駅ゆとりパーク田万川」に到着。来る途中も着いてからも、地元の方々がすぐ近くに温泉があると何度も教えてくれるが、もうそんな気力もない。

距離は約16kmと短いが雨と山などの険しい道のりでかなり疲れていた。もうここ一週間ほど睡眠不足なので眠気もピークにきていた。

来る途中の休憩で何度寝落ちしてしまったことか。

道の駅に到着すると車中泊の方から交流のお誘いもあったが、疲れのあまり断ったくらいだ。この日は食事を近くの食堂で済ませてすぐに寝ることにした。ちなみに体はそこら辺の水道で顔や手足など洗える部分は洗い、あとはウェットティッシュで拭くだけだ。

二人とも疲れていたので、テントに入るとすぐに眠ってしまった。

道の駅ゆとりパーク田万川で野宿

本日の歩行データ

宿泊場所道の駅ゆとりパーク田万川
歩行距離16.81km
歩数28,189歩
106日目の歩数
疲労度10/10

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