歩記の投稿がなかなかできていない。
理由は宿泊場所の確保に時間がかかったり、その日の目的地が伸びて距離が予定より遠くなったり、電波が不安定だったり、それに加えて疲労と睡眠不足もありなかなか書けていない。
2016年6月12日(日曜)、今日は次の目的地までの距離の都合と疲労回復のため、完全休養して体を休めながら歩記を書くことにする。
歩記の悩みというか戸惑いもあって、口調をどうするか悩み中。軽いノリで口語にするか、自分向けにシンプルに日記調にするか、それとも丁寧語でいくか。
まだまだ歩記も試行錯誤中なので、どうなっていくのか進化過程も楽しみの一つとして読んでもらえると助かる。
それでは3日目の歩記を書く。
ローソンでコーヒーが当たる
今朝も天気は晴れ。
今日の予定はここムーンビーチから名護の運動公園まで。距離にして30km以上。マラソンでは何度も経験しているけど、徒歩では未知の領域。
妻に至っては人生初。
でも、これも挑戦。こういった挑戦を繰り返すために今回の日本縦断徒歩の旅を計画した。
ところで、頑張っているご褒美か、出発前にローソンで朝食を購入したらなんとくじ引でコーヒーが当たった。
コーヒーを飲みたいと思っていたが、健康と節約のために我慢して野菜ジュースにしていただけにピンポイントで嬉しかった。
初のカンパ
コーヒーが当たったことに喜んでいると、こちらを不思議そうにじろじろと見ている男性がいる。
すると声をかけてきてくれて日本縦断中で三日目だと説明すると「頑張って」と軽い声援をくれ記念写真を一緒に撮った。
しかし、僕たち夫婦が沖縄人(うちなんちゅ)だと知ると様子が一変し、「うちなんちゅねー!?」と驚きと喜びが入り混じった様子。同じ沖縄人ということで親近感がわいたのかカンパをくれた。
この旅で初のカンパだ。
コーヒーが当たった直後に現金のカンパ、今日は幸先の良い旅になりそうだ。
名刺も頂いたのでちょこっと紹介。
カンパをくれたのは株式会社マザーホームの代表取締役の新納さん。建設事業や福祉サービス事業をやっている会社みたいです。
感謝いっぱいで今日も良い一日がスタート!
沖縄限定、旅人あるある?日本縦断はないちゃーがやるもの?
【基礎知識:沖縄では沖縄の人を“うちなんちゅ”、沖縄県外の人を“ないちゃー”という。】
徒歩で日本縦断の旅をしていると必ずと言っていいほど沖縄の人は、こういう旅的なものはないちゃーがやるものという固定観念があることに気付く。
上のカンパの件でもそうだが、宿泊先でも道中でも僕たちがうちなんちゅだと言うと百発百中の勢いで驚かれる。こういう壮大な物事はうちなんちゅはやらないものという固定観念が沖縄の人の心の中には根強いと改めて気づかされる。(当の僕たちは全くそんな意識はなく、ただ挑戦したくなったからしただけ。)
この固定観念は劣等感からくるもので、理由を説明すると長くなるのでここでは控える。
とにもかくにも、この固定観念や劣等感を少しでも払拭できたらとの思いで、メッセージを書いた。
「うちなんちゅもやればできる!!」
この思いは文字通り沖縄の人でもやればできるというものだが、もっと言えば、うちなんちゅとか、ないちゃーとか関係ない、差別意識を抱え込む必要もない、やりたいことに一生懸命取り組めば誰だって多くの物事に挑戦できるし達成できるという思いを込めた。
それに長年抱えてきた固定観念や劣等感はすぐに拭い去れるものではないので、「僕たちも皆さんと同じうちなんちゅですよ!うちなんちゅでもないちゃー同様何でもやればできるんですよ!」という体を張って見本にれればとの思いで書いた。
僕たちを見ることができるのはほんの一瞬なので、色々考えたが善は急げということで短く「うちなんちゅもやればできる!!」とした。
グダグダ書いたが、うちなんちゅにももっと明るい生活や未来を送ってほしいという願いは常に僕たちの中にある。少しでも多くのうちなんちゅを勇気づけられれば嬉しい。
見てくれた方々に僕らの思いが届くよう願い、歩みを進める。
フェイスブックの拡散パワーを実感
ブセナリゾートホテルの前のバス停で休憩していると、色々な人から声援が送られる。すると目の前に子供を乗せた車が停車。先ほど声援を送ってくれたファミリーであった。
引き返してきてくれたのか、ドリンクの差入れをもってきてくれた。よくよく話を聞いてみると、妻の友人がフェイスブックに載せてくれたようで、それを見て僕らのことを知ってくれていたらしい。
親戚などの身近な人間以外に、道中で差入れをもらったのは初めてだったため嬉しかった。「まさにこれが旅だ!」と実感がわいた瞬間である。
感謝の気持ちを込めて「使う前よりもキレイに!」
少し話はそれるが、体力と気力とスペースに余裕がある時は休憩させてもらった場所のゴミを拾うことにしている。
そう、子供の頃に学校で習ったあれである。
「使う前よりもキレイにして帰りましょう!」
この教育が今も活きている。
2022/05/28追記:歩いていると普段感じているよりもゴミが多い事に気づく。実はこの後も日本には見えないところにたくさんのゴミがあることに気づかされる旅となった。
日本は海も山もみんなが思っている以上にゴミが多い。不法投棄というやつだ。
これも旅人?ライダー?いや、犬ダーだ!
旅をしていると同じく旅をしている人によく出会う。あちらも気づいているようで、互いに会釈をする。
名護の許田辺りを歩いていると、すぐそばをライダーが通る。
(旅に詳しい人たちいわく、徒歩の旅人はトホダー、自転車はチャリダー、バイクはライダーというらしい。)
「ん?毛深いな。小さいな。いや小さすぎるな!」
とよく見ると犬ではないか!それはバイクの後ろの荷台に立ち乗りしている犬だったのだ!
とっさの出来事でちょっと画質は悪いが、これが犬ダーを捉えた写真。厳密にいうと、旅人ではなく地元のバイクに乗った人だった。
ちなみに同じ犬かわからないが、本部でもバイクの荷台に乗っている犬ダーに会った。
やっぱり道の駅は不利?
道の駅許田に到着し、最後の休憩をとることに。旅は始まったばかりだが、脚はもうパンパンで動かない。日頃は夫婦ともにデスクワークで基本的に動かない日々を送っている。
僕は運動好きなため週に2~3回は筋トレやマラソンやフットサルをするが、それでも日常生活はほぼ座っているので、運動量としては一般の平均以下。基礎代謝が低すぎると通っているジムのトレーナーにも指摘されている。
さて、おんなの駅に引き続き、今回の道の駅での反応はというと、前回同様、変な目で見られて避けられるという結果に。
入り口付近の空いたスペースに簡易イスを広げて座っていると、皆さん視線は送るもののほぼ声援は無し。
写真では妻以外に子供が一人しか写っていないが、そばには大勢の人が行きかっている。
旅は縁の点と点が結びついたもの
人生初の30km以上の徒歩。時間にして9時間半。休憩入れると11時間ほどか。
正直かなりしんどかった。
走れば3時間かからない距離なので、走った方が本当に楽。
日も暮れるギリギリの19時前、無事今日の宿泊先、センチュリオンホテルリゾート沖縄名護に到着。
いかにも高そうな感じのホテルだったが、オープンしたばかりということでかなり激安価格で泊まれた。あとになって判明するが、このセンチュリオンホテルには縁があったのだ。
選ぶべくして選んだのか、それとも引き寄せられたのか。
旅とは不思議なもので、ご縁の点と点が結びついたもののような気がしてならない。翌日その理由が判明する。詳細は翌日の記事までお預けにしよう。
宿泊
センチュリオンホテルリゾート沖縄名護
本日の歩行距離
32.16km
歩数
45,767歩
疲れ度
重度
コメント
いよいよ、船ですね!
楽しみです(≧▽≦)
ただいま船の中です(^^)ブログを更新したいのに電波が不安定でなかなかネットが繋がりません(><;
今日、一念歩記を知りました。 KEN夫婦も応援しています。
有難うございます!今日からいよいよ鹿児島です。KENさん夫婦の応援のおかげで力が湧いてきます!
夫婦で日本縦断なんてすごいしすてき!です
回りの人との出合いが力になりますね
おまけに夫婦の絆も深まるし最高です!
応援してますよ!賢夫婦より。
お久しぶりです(^ ^)
洋子夫妻から日本縦断の事聞きました♪
福岡に着いたら是非連絡くださいね〜!
奥様にお会いできるのも楽しみにしています(^ ^)
まさかの従妹の加奈子かな!?今、鹿児島の川内駅近くにいるよ!福岡まではまだまだ先だけど、無事会えるよう頑張ります!
こんにちは。
今朝、山口県長門市油谷で出会った子供会の者です。
早速、ブログ見ました‼️
頑張って下さい。
ピザ作り、お世話になりました。
ブログ見て頂いて有難うございます!!さらにコメントも残して頂いて、嬉しいです!
こちらこそ、ピザ作りお世話になりました。自分たちで作ったピザは格別に美味しかったですね~(*^-^*)
子供たちにとっても海水浴、シーカヤック、座禅、ピザ作り、たくさんの素敵な思い出ができましたね。
また是非、「山口県油谷青年自然の家」を利用して下さいね~。