日本縦断125日目(2016年10月7日)
無事朝を迎える
昨夜は看板でドキッとしたが、セアカゴケグモに出会うことなく無事、朝を迎えることができた。
テントを片付ける際も注意しながら片付けた。
辺りは近所の住人の方だろう、犬の散歩をしている人がちらほら。
これ以上人が増える前にさっさと出発した。
僕らは自由だ
朝歩いていると、道路や歩道は出勤や登校ラッシュである。道路は渋滞で赤信号が待ちきれずコンビニの駐車場を横切ってショートカットする車が後を絶たない。危険だ。
ここ鳥取も皆何かに追われている。日本縦断中で苦しいながらも今の僕らは自由だ。
何にも追われることなくただ歩けている。やはり自由は最高だ。
そんなラッシュを僕らは逆流し前進した。
感慨深げに歩いていると島根と鳥取の県境に差し掛かった。
長かった島根県もこれで終わり。次の一歩からは鳥取だ。
「早起きは三文の徳」ならぬ、「三餅の得」だった
朝早く歩くのは気持ちが良いもんだ。
気持がいいだけでなく、早い時間帯に遠くまで辿り着ける。
今日も早朝から歩いているので前半で結構遠くまでこれた。
ところで僕ら夫婦は甘い物が好きで、特にアイスやお餅は大好きなのだが、歩いているとその両方を兼ね備えているのが「もち吉」があるではないか。
あと数分で開店時間だ。
「これは寄れという旅の神様のお導きだ!」ということで寄ることにした。
本来僕らは神は信じないが都合の良い時にだけ神が登場する。
これもご愛嬌という事できっと神様も許してくれよう。
開店と同時に中へ入る。
他の客は贈答用だろうか、たくさん買っている。
一方、旅人である僕らはたくさん買う余裕はない。
だが試食はたくさん戴いた。普段はいっぱい買っているから許してほしい。
試食も一通り終えると、目的の抹茶アイス(厳密にはジェラート。違いが分からないのは歳のせいか)を一つ買う。仕方がない、贅沢にたくさん買う余裕もないし、荷物になってしまう。
お店を出るともち吉の駐車場ですぐに食べた。というのも今日はかなり暑いのだ。
早く食べないとすぐに溶けてしまう。
アイスを二人で分けて食べていると、もち吉の方が駆け寄ってきた。
なんと水と餅(えん餅)を差入れしてくれたのだ。アイスを買った額より貰ってしまった。
もち吉は味もさることながら、スタッフも最高だ。
大好きなもち吉からの差入れということで気分は最高だ。
よく「早起きは三文の徳」というが、まさにそんな気分だ。
いや、「早起きは三餅の得」だ。
その後は前方に立ちはだかる巨大な山々に圧倒されたり、強風でのぼりや荷物が飛ばされそうになったり、巨大な風車の群れの中を歩いたりしながら無事目的地に到着した。
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