111~112日目:鯖に、のどぐろに、石見神楽

石見神楽 歩記

日本縦断111~112日目(2016年9月23~24日)

食で疲れを癒す

浜田でサバ寿司が有名なお寿司屋さん

翌日になっても妻の足は痛みが残っていた。

妻はホテルの部屋にいる間は、なるべくアイシングをした。アイシングをすると徐々に痛みも引くようだ。

食事の面でも今日は奮発した。

何せ昨日はコンビニ弁当やインスタントやレトルト食品のオンパレードだったので、栄養もつけようということになった。

近くの老舗のすし屋にて、この店の看板メニューであるサバ寿司と、うな重を頼んだ。久々の旨い飯に僕ら夫婦は心が和らいだ。

コンビニのご飯や、レトルトやインスタントのご飯は旅人には欠かせないのだが、どうしても栄養面や気持ち的に満足できない部分もある。

それを毎日食べれば心もすさんでこよう。

ここまで歩いてきたこと、野宿も頑張ったことへのご褒美としてここ浜田ではしっかりご飯を食べることにした。

うな重

さば寿司

初のどぐろ

夜はお昼にお邪魔したお寿司屋さんお勧めの小料理屋「磯(いそ)」へ出かけた。ホテルからも1分以内で着く距離なので有り難い。

ホテルを出てすぐにお店に到着するが、喫煙か禁煙か気になる。僕は基本的に喫煙のお店にはいかない。普段外食にいく際は事前に禁煙か否か確認して予約なり入るなりする。僕がタバコ嫌いというのもあるが、タバコの煙でせっかくの料理が不味くなるということもあるからだ。

旨いものは旨い状態で食いたいのだ。

しかし今日は妻もそう遠くまでは歩けないし、お昼のお寿司屋さんもお勧めしたいたので思い切って入ってみた。幸い早い時間帯だったので人もあまりおらず、喫煙者はいなかった。

早速注文をする。ここ浜田市は魚が有名らしいので、魚介類を攻める。

事前にここ浜田は「のどぐろ」が有名なことは知っていた。とは言ってもこれまたお昼のお寿司屋さん情報だが。

ちなみにお寿司屋さんでは、あの錦織圭もこの「のどぐろ」が好きらしく、それで全国的にまた「のどぐろ」に火がついて地元では庶民の魚だったのがどんどん高級魚となっていっているという裏話まで聞くことができた。

ここ磯では「のどぐろ」や海鮮丼、ウチワエビなどを食べた。

どれも「のどぐろ」はやはり旨かった。脂がのっていて身も柔らかい。

ウチワエビも身が他のエビより弾力があり旨かった。

海鮮丼も言うまでもなく旨かった。

今日は昼と夜とも満足のいく食事だった。身も心も癒された。

海鮮丼

浜田ののどぐろ

ウチワエビ

ウチワエビ

貝

石見神楽

翌日は日中は部屋で休養し、夜にホテルの方に教えてもらった「石見神楽(いわみかぐら)」という伝統の舞を見に行った。

ホテルから神楽が披露される温泉街まではタクシーで片道5,000円以上かかるのだが、それを片道1,000円で行けるというのだ。本来なら往復10,000円以上するものが、たったの2,000円で行けるのだ。

僕らの旅はほとんど観光をせず、ただただひたすら歩く旅である。

ご褒美でたまに美味しい物を食べるくらいだ。

せっかくの機会なので「石見神楽」を見に行くことにした。

僕らは神楽というものがどういうものなのか知らなかったが、伝統的な舞ということでゆっくりとやるものだとばかり思っていた。

しかし「石見神楽」はとても店舗が早く、荒々しい舞だった。良い意味で期待を裏切られて僕らは満足だった。今回は「八幡」と「大蛇」という演目だったが、他にもまだまだたくさんあるらしいので、また次の機会に観るとしよう。ちなみにこの演目二つで1時間だった。

これまでの旅でこういった観光っぽいことはしていなかったこともあって、とても有意義な時間となった。

これは浜田市がやっているのかは不明。

大蛇

石見神楽の「大蛇」

音は太鼓や笛の生演奏

石見神楽の「八幡」

石見神楽の「八幡」

石見神楽の「大蛇」

石見神楽の「大蛇」

3匹の大蛇

大蛇

大蛇の中に入ってみた

石見神楽の大蛇と記念撮影

石見神楽

石見神楽

今回観たのは「若林神楽社中」というところの石見神楽。僕らもばっちり写っている。

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