日本縦断101日目(2016年9月13日)
野宿には慣れたが、やはり片付けは面倒
早朝5時半に起床し、出発の準備に取り掛かる。国道沿いだが、やはり野宿に慣れてきているのかそこそこ眠れた。
しかし野宿の片付けは毎回面倒である。野宿は準備も面倒だが、片付けはもっと手間がかかる。
テントは濡れているし、下に敷いているブルーシートもびしょびしょだ。これらを拭いて乾かしながら、他のものを片付ける。そしてようやく出発の準備ができたのは2時間後。もう何度も片付けはしているが、これ以上短縮はできなさそうだ。
準備ができたところでカフェのオーナーの尾崎さんご夫婦が出てきたので皆で記念撮影をすることに。
すると、先ほどまで出ていた太陽がいつの間にか消え雨が降り出した。天気予報でも雨雲レーダーでも現在は晴れだ。
しかし外は雨。
しかし出発するしかない。
突然の初取材!
最後に尾崎さんご夫婦と話していると取材の話となり、まだ僕らが取材を受けていないと知ると色んな方面に連絡を取り始めた。
あれよあれよと話は進み、興味があるメディアの方々が急きょお店に取材に来ることになった。ちょうど外も雨だったので、恥ずかしながら僕らは取材を受けることにした。
こちらの尾崎さんご夫婦は有名な方々とはうかがっていたが、有名どころの新聞社から地元テレビ局まで色々とお知り合いがいるそうな。
お二人は僕らの旅に共感してくれたようで、各所に電話して僕らを宣伝してくれている。
ほどなくして長門時事新聞の記者の方がやってきて、早速取材が始まった。旅の始まりから要点をどんどん聞き出していく。使えそうな話題とそうでない話題を切り分けたり繋いだりしているのが会話をしていて分かった。
記者とはこういう仕事なのかと僕は初めての取材体験を満喫していた。
その後しばらくして地元のほっちゃテレビ(ケーブルテレビ)の方もやってきて取材を受ける。こちらはカメラなので動きのシーンやインタビューも撮影した。
ちなみにこの取材が旅始まって以来の初の取材だ。
僕らは案外緊張せずに臨めた。これももしかしたら旅の影響で度胸がついたのかもしれない。
友達と会話するかのように、いつも通り相手の予想しない返答で受け答えする僕と、困った相手を助けるべく僕を解説してくれる妻。ここでも息はピッタリだった。
取材を終えると僕らは再び歩き始めた。
尾崎さん夫婦再び
5kmほど進むと本日第一ポイントのコインランドリーに到着した。昨日の大雨で濡れた服たちを洗濯して乾かさなければならなかった。そうしないとカビてしまう。
夜中外に干してもいたが、全く乾かず匂いもどんどん臭くなってきていた。洗濯をしていると先ほどの尾崎さんご夫婦がわざわざ来てくれた。何やら僕らのためにこの先の益田という地域で寝床を探してくれていたそうだ。尾崎さんのご友人の方が世話をしてくれるとのこと。
わざわざそれを伝えに僕らを探してくれていたらしい。
有り難い事だ。
野宿場所を散策
その後は陽が暮れるまで時間もなかったので今日は萩市入りを断念し、近くで野宿場所を探すことにした。
探しながら途中で郵便局で要らなくなった荷物を実家に送り返す。そのついでに郵便局員に野宿できそうなスポットをほんのり聞いてみる。近くの無人駅や公園などいくつか教えてくれた。
しばらくして某所で野宿できそうな場所を発見し、今日はそこに泊まることができた。
明日は萩市まで20km以上、しかも山越えがある。厳しい道のりになりそうだ。
今日の夕食の「豚肉の焼き飯」
公園で体を洗う
今日はテントではなく屋根のあるベンチで野宿
本日の歩行データ
宿泊場所 | 長門市内某所 |
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歩行距離 | 9.74km |
歩数 | 14,299歩 |
疲労度 | 8/10 |
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