日本縦断36~41日目(2016年7月10~15日)
台風をやり過ごす
久留米や博多・天神など、これまでも連泊で休養を挟んではきたが、実際には道具を探しに出かけたり、チャイルドトレーラーの装備を整えたりと、あまり休養という休養はとれていなかった。
そしてちょうど小倉を通る頃に台風が北九州を直撃し通過する予報になっていたので、休養も兼ねて台風をやり過ごすため連泊を決めた。幸いホテルは2人で約4,100円/1泊とかなり安かったこともあり決断することができた。ホテルは建物が古いだけで対応も良かった。駅もすぐ近かったのでかなり人気のホテルのようだ。
沖縄県民の台風の過ごし方
ちょっとここで沖縄県民の台風の過ごし方をご紹介しよう。
沖縄では中程度の台風までなら、県民は外に出かけるのが当たり前になっている。僕も幼い頃から学校が台風で休みとなれば遊びに出かけたものだ。おもしろいことに台風が来ると沖縄ではTSUTAYAの駐車場に車の行列ができる。休みなので皆映画などを借りに行くのだ。それらの車を誘導する警備員は気の毒だ。(今はネットで観れる時代なので行列はなくなっているかもしれないが。)
商業施設へ行けば、平日の昼でも子供から大人まで混雑していることもある。
台風はいつのまにか消えていた
このように沖縄では慣れた台風だが、徒歩の旅ともなれば話は別だ。
安易に行動などできない。近くに逃げる場所も助けてくれる人もいない場合が多いし、豪雨と強風の中を丸一日中歩くわけには決していかない。荷物も多いのでその点でも危険が大きすぎる。
ここ小倉に入る2日ほど前までは台風がどうなるか際どい状況だったので、思い切って小倉で長く留まることにしたのだ。
だが、台風はいつの間にか消えていた。
僕らはニュースをこまめにチェックする余裕がないので知らなかった。到着して数日後にその事実を知ったのだ。予想は外れたが、良い休養になった。それに連泊中何度か記録的な大雨となり身動きが取れない日もあったので良しとしよう。ちなみにホテルの真ん前は河口になっており、大雨で氾濫まであと20~30㎝だった。あれはかなり怖かった。
休養に徹する
徒歩で日本縦断の旅を始めて一ヶ月以上が過ぎた。これまできちんとした休養はほぼ取れないままここまで来た。丸一日二日休んだくらいでは、この疲労は全く抜けない。この連泊ではとにかく体を休めることに徹した。休養しながら溜まっていたブログを書いた。
そして毎日柔軟体操やマッサージをしてとにかく疲労を抜くことにってした。ダメだとは分かりつつも少し筋トレもしてしまったが・・・。
衰えてゆく肉体を見るのが嫌で筋トレ欲を抑えることは・・・できなかった。もちろん旅に支障のない腹筋のみ。
結局、丸6日間休養をとることができたが、疲労は半分ほども抜けなかったように思う。それでも多少は楽になったので、次の出発時には足取りもやや軽かった。
半額弁当争奪戦シーズン2(in小倉)、勝率8割!
僕らはこの連泊中決まって夕方の小一時間だけは出かけることにしていた。理由はあれしかない。
そう半額弁当争奪戦への参戦だ。
小倉駅周辺にはスーパーやデパートがいくつかあり、夜は半額弁当がたくさん並んでいた。今回も久留米どうように食事は極力、半額弁当でしのぐ決意だった。
連日連夜デパートやスーパーに繰り出しては半額弁当を獲得していった。夜の分だけでなく、翌日の昼の分までしっかり獲得していった。
半額弁当争奪戦シーズン2 いざ出陣!
半額と言えば寿司!
ランチは節約して安めの中華弁当。もちろん半額。
管理栄養士監修のヘルシー弁当も半額。これが一番有り難かった。
かなりボリュームがあった。
昨晩獲得した半額弁当を翌日の昼も食べて節約する。
ご覧の通り、我々の戦術は今回も上手くいった。数年前まではこうやって飢えを凌いでいた。まだ腕はなまってはいないようだ。
勝率では8割前後といったところだろうか。狙いをつけたものはだいたい獲得できた。さらに試食も食べることができたし結構節約ができただろう。それに弁当なので普段のコンビニ弁当やインスタント系、冷凍系の食事に比べれば栄養バランスも良かった。
半額弁当争奪戦からの凱旋
お世話になった小倉の井筒屋
またもや観光はできなかったが、お世話になった方にもお礼を言えたし、ある程度休養もとれたので満足感のある小倉滞在であった。
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